「ほら、まずはゴミを捨てて!」
ルカはそう私を急かす。
「だったらルカも手伝ってくれればいいのに……」
私は思わず愚痴をこぼした。
ルカは少し嫌な顔をしたが、
「もう、やればいいんでしょ、」
と、渋々ゴミを捨て始めた。
来々々世の自分のために片付けしてるんだから、ルカも手伝わないと理不尽でしょ、と思いながら私は何も言わずに手を動かしていく。
「沙織、疲れたー」
ルカはもう何もしたくない!というように床に寝転がった。
私は気になることがあったので、ルカに聞いてみた。
「ルカの家庭環境ってそんなに悪いの?」
するとルカは悲しそうな顔をして、
「お父さんは事故で死んじゃって、お母さんはお仕事で忙しいの。それにお母さんは帰ってきても、ご飯も作ってくれないし、おまけに私のことを叩いたりしてくるの。」
と言った。
可哀想だな、とは思ったものの、自分のせいだから何も言えない。
筆者 秋桜
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【ここまでのストーリー】
《第一話》 (筆者 Saki)
「ごめんね…、うち今、厳しくて。」
3年勤めたファミレスは、そんな言葉であっさり解雇された。
小野沙織、28歳。
これからどうしよう。
私って何にもないんだよな…
都心から電車で30分。
大田区蒲田にある古いワンルームマンション。
私はここでずっと一人なんだろうか…
二階の部屋を見上げた。
あれ?明かりがついてる。
急いで階段を上がった。
「あ、お邪魔してます!」
ドアを開けると小さな女の子がベットからぴょこんと立ち上がった。
「私、ルカといいます。遠い未来から来ました。」
《第二話 A》(筆者 Kuuugle)
「あなたは私なんです」
「え!?私?」急に何を言い出すんだろうと沙織は思った。
聞けば、ルカにとって私は前々々世の自分だそうで、どうも今の私がテキトーに生きてるから、来世になるごとに家庭環境が悪化しているらしい。
その状況を何とか変えたいと私のところにやって来たようだ。
《第三話 A》(筆者 虹若丸)
「まずはこの散らかり放題の汚い部屋を何とかしなくちゃね・・・。」
ルカは半ば呆れたような声で言った・・・。
「勝手に人の家に上がり込んでおいて、何言うのよ!」
私はすかさず反論した。
「家庭環境の悪化を変えるには、まず身近なところから綺麗にして、運の流れを変えることが重要なのよ!」
ルカも負けてはいない!
《第四話 C》(筆者 秋桜)
「ほら、まずはゴミを捨てて!」
ルカはそう私を急かす。
「だったらルカも手伝ってくれればいいのに……」
私は思わず愚痴をこぼした。
ルカは少し嫌な顔をしたが、
「もう、やればいいんでしょ、」
と、渋々ゴミを捨て始めた。
来々々世の自分のために片付けしてるんだから、ルカも手伝わないと理不尽でしょ、と思いながら私は何も言わずに手を動かしていく。
「沙織、疲れたー」
ルカはもう何もしたくない!というように床に寝転がった。
私は気になることがあったので、ルカに聞いてみた。
「ルカの家庭環境ってそんなに悪いの?」
するとルカは悲しそうな顔をして、
「お父さんは事故で死んじゃって、お母さんはお仕事で忙しいの。それにお母さんは帰ってきても、ご飯も作ってくれないし、おまけに私のことを叩いたりしてくるの。」
と言った。
可哀想だな、とは思ったものの、自分のせいだから何も言えない。
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