百人小説
デリバリー物語《第11話 A》新着!!

「離れてよっ!!」そう言うと雫は僕を突き飛ばす。「おいっ!何やってんだよ!!てか、僕はちゃんと雫との結婚考えてるし……今だって同棲続けてるじゃないか。この形は二人で話し合った結果だろ!」 近寄れば今にも盥の熱湯を被りそう […]

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Suspicion-疑惑 -《第三話 B》

救急車で運ばれた姉は、救命治療室(ICU)にそのまま運ばれた。医師や看護師がバタバタと姉を救うために動き回っている。俺は、ICUの隣にある待合室で家族の到着を待っていた。 「あの男が撃ったに違いない……」るくすの感情があ […]

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デリバリー物語《第十話 A》

その日もやはり雫が泊まりにきていた。このところの彼女はメンヘラ……と言えば聞こえが悪いが、正直ちょっと変になっていて、訳もないのに急に泣き出したり執拗に僕の行動を把握したがったりで手を焼いていた。かと言って簡単に別れを切 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第六話 A》

「……そうなんだ!」 自分でも言い方がぎこちなかったとは感じたけれど、向こうにも何となく気まずい空気は伝わってたみたいで少しの間言葉を探す彼女との間に沈黙が流れる。「……俺、事故に遭ってさ、昨年の5月。軽く走ったりは平気 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第五話 A》

「ちゃんと私の目を見て、答えてください!」わざとらしい敬語と強めにした語気で、俺に問う。雨の中でも負けることのない女の子特有の甘い香りが目の前にあり、心臓が大きく揺れる。「むー……」俺の事をじっと見つめてくる。そんな可愛 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第四話 C》

「ね、ね。引き締まった体してるけどさ、もしかして何か運動とかしてるの?」純粋な興味からの質問だろう。髪を貸したハンカチで拭いながら、間を持たせるためにという意味合いもあるかもしれない。「いや、今は特に……」「むー……さっ […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第四話 B》

「進路、決まってる?」ハンカチで髪をふく彼女に話しかける。独り言みたいな声量で。彼女が、ピタリと手を止めた。「アキは?」「質問を質問で返すな!」軽く肩をはたいた。いつものように二人で笑う。なんてことはなく、いつになく重い […]

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デリバリー物語《第九話 A》

再び新一の懐古が始まる。 そう、僕は雫と同棲していた。同棲といっても別々にアパートを借りていた。しかしほとんど僕のアパートに入り浸りだ。すなわち半同棲みたいなものだ。 「新一さん、いつまでこの仕事しているの。新一さんは、 […]

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みんなで繋ぐ物語(RWY)《第六話 C》

「もうだめだ、引きずり込まれる」諦めかけた時、ポチが必死に釣糸を噛み切ろうとしているのが見えました。でもなかなか切れません。すると、さっきの2羽のカモメが現れポチと一緒に釣糸を千切り始めたではないですか。ブチッ!「助かっ […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第三話 B》

課外活動のグループで真菜と知り合ってから数ヶ月。特に切り取って挙げるほどの出来事はなかった。人見知りでなかなか友達が増えない俺とは対照的に、真菜は天真爛漫な性格で、ありきたりな言葉だけどいつもクラスの中心にいるような人だ […]

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