百人小説
みんなで繋ぐ物語(RWY)《第八話 A》

「そ、それは大変じゃあないか!」「もう手遅れかもしれないのじゃ」鬼は泣きながらおじいさんに訴えました。「仲間を…救ってくれ」そう言ってその鬼は静かに息を引き取りました。 筆者 イチゴサンド みんなで繋ぐ物語(RWY)《第 […]

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みんなで繋ぐ物語(RWY)《第七話 B》

黒く大きなもの…それは空に浮かぶ大きな鏡で、覗いても鏡の中は真っ暗で何も映らない。鏡から毎日、黒い鬼のゾンビが落ちてきて、島の鬼たちを喰らい尽くそうとしている…と、鬼は語った。 筆者 バニバニ王子 みんなで繋ぐ物語(RW […]

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みんなで繋ぐ物語(RWY)《第六話 D》

じいさんは心配して、鬼にたずねました。「鬼さん、鬼さん、何があったのじゃ?」 鬼は、それに答えます。「空から黒い大きな者がやってきて、鬼ヶ島で暴れておる」と、涙を流し始めました。「まだ、仲間達が戦っておるのじゃ…」 じい […]

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みんなで繋ぐ物語(RWY)《第五話 D》

「なんじゃ、なんじゃ!?」おじいさんが声のする方に歩いていくとそこには鬼が倒れていました。いたるところをケガしています。「これはこれは。」また、鬼が悪さをしている、、、、という訳ではなさそうです。 「鬼ヶ島を救ってくれ、 […]

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デリバリー物語《第11話 A》

「離れてよっ!!」そう言うと雫は僕を突き飛ばす。「おいっ!何やってんだよ!!てか、僕はちゃんと雫との結婚考えてるし……今だって同棲続けてるじゃないか。この形は二人で話し合った結果だろ!」 近寄れば今にも盥の熱湯を被りそう […]

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Suspicion-疑惑 -《第三話 B》

救急車で運ばれた姉は、救命治療室(ICU)にそのまま運ばれた。医師や看護師がバタバタと姉を救うために動き回っている。俺は、ICUの隣にある待合室で家族の到着を待っていた。 「あの男が撃ったに違いない……」るくすの感情があ […]

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デリバリー物語《第十話 A》

その日もやはり雫が泊まりにきていた。このところの彼女はメンヘラ……と言えば聞こえが悪いが、正直ちょっと変になっていて、訳もないのに急に泣き出したり執拗に僕の行動を把握したがったりで手を焼いていた。かと言って簡単に別れを切 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第六話 A》

「……そうなんだ!」 自分でも言い方がぎこちなかったとは感じたけれど、向こうにも何となく気まずい空気は伝わってたみたいで少しの間言葉を探す彼女との間に沈黙が流れる。「……俺、事故に遭ってさ、昨年の5月。軽く走ったりは平気 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第五話 A》

「ちゃんと私の目を見て、答えてください!」わざとらしい敬語と強めにした語気で、俺に問う。雨の中でも負けることのない女の子特有の甘い香りが目の前にあり、心臓が大きく揺れる。「むー……」俺の事をじっと見つめてくる。そんな可愛 […]

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【青春小説】春色の思い出とともに《第四話 C》

「ね、ね。引き締まった体してるけどさ、もしかして何か運動とかしてるの?」純粋な興味からの質問だろう。髪を貸したハンカチで拭いながら、間を持たせるためにという意味合いもあるかもしれない。「いや、今は特に……」「むー……さっ […]

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