第3章 宇宙が一点から爆発して始まったって、おかしくね?(1)

宇宙は本当に広がっているか?
ドップラー効果を疑いましょう

1)はじめに
救急車が近づくときはピーポ、ピーポと高い音が聞こえるのに、遠ざかるときはプーポ、プーポと低い音が聞こえます。音は近づくときは周波数が高く=震動の回数が多く、なりますが、遠ざかるときは低くなります。この現象をドップラー効果といいます。

少し事情が違いますが、光にもこの現象があります。
実は、光はテレビ放送や、携帯電話で使われる電波の一種で、特定の周波数のものなのです。電波を専門用語では電磁波と呼びます。紫外線もこの電磁波の一つで、目に見える光よりも周波数が高く、エネルギーが大きいので人の皮膚に悪影響を及ぼします。
人や、動物の目はこの電磁波の一つである、光を感知して物の形を頭の中に送る器官です。
目ってすごいですね。

光のドップラー効果の場合は音の高さではなく、光の色にこの現象が出ます。
近づくときは光の色が青いほうへずれるのに、遠ざかるときは赤いほうへずれます。
赤い色のほうが、周波数が低く、音で言うと低い音、になるのです。
遠くにある、とされている星-銀河を見るとその光が赤いほうにずれています。これを赤方偏移といいます。
遠くにある星ほど、大きく赤いほうにずれています。
このため遠くの星ほど遠ざかっているとされています。
これがビッグバン理論=膨張する宇宙や、一点から始まった、時間に始まりのある宇宙の強力な根拠の一つです。

2へ続く

出典:hayana@foth.jp




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