場の発生源 1/2
最近、科学をまた勉強し始めた。
昔は気になってもあまり真剣に考えなかった。
そういう歳になったかと思う。
ネットで簡単に知識が得られることも
好都合だ。
私は、人のやったこと、書いたものを自分が
納得行くまで考えて、自分で理解しないと信用しない。
また身近な現象でも理屈を知りたい。
頭ごなしに、こういうことが観察されているとか
これは、こうなっているとから、こういう理屈が
成り立つ、というだけでは納得できない性質だ。
自身の経験や理解で簡単に納得できる
ものはそれでよい。
そうでなければ自分で納得できるまで
文献をあさるか、追試を試みるまでだ。
その時間がなければ、理解できないまま
ほうっておく。
それを称して、こういう実験結果や
観察結果があるのに、信じないものは
愚かだといわないで欲しい。
科学の歴史はそのような愚か者が作って
来たともいえるのだ。
放っておくのは良くないと
思い、最近になり考えをめぐらしている。
前回の音速の説明では、見かけの
音速と、媒体と音源と、観察者を
私が納得できるまで考えてみた。
今まで気になっていたが自分で説明して
うまくできた。間違っていなければだが。
全ての位置や、速さは何かに対してだけ
存在するものだ。単独の存在は
動いてもいるし、動いてもいないし
位置も定まらない。不動、不定か
いやもっと良い言葉があるかもしれない。
非動、超動、非定なんかも?
そしてこのことは思考の範囲である系と
密接な関係を持つ。
地球は太陽との位置を考えて太陽系の中で
公転する。その証は遠心力という
重力に比べて非常に小さく
観察することが難しい存在のものだ。
このことも遠心力の書き物で
詳しく書こう。
地上では絶対的な系、大地を
中心として、そして系さえ意識しない
大地系とか、地上系というべき、生命の
維持に関わる大事な系がある。
太陽系は銀河系とのかかわりで又運動する。
銀河系も近くの銀河星団の中で運動する。
この近傍の銀河星団の名前があったと思うが
いわばその名前の銀河星団系である。
その銀河星団も近くの銀河星団との
かかわりの中で運動するし、位置も
表現することができる。
銀河星群系であある。
その銀河星群も近くの銀河星群
とのかかわりの中で始めて自分の
運動と、位置を表現できる。
果てしない、系の拡張である。
宇宙では位置と運動が存在しないことが
分かると思う。自転や公転などの
回転運動はどうも別のようではあるが。
今回はローレンツ力についても考えたい。
ローレンツ力は磁場のなかで電荷(電子)が
動くと、力を受けるというものだ。
電荷(q)と速さ(v)と磁束(B)(磁束密度?忘れた)
で F = qvB だったように思う。
v と B は方向まで考えなければ
いけないベクトル量である。
フレミングの右手だか左手の法則、
昔理科で習った指を3本出した、
それと関連のある?力である。
問題はこの速さ(v)である。
磁束(磁場)に対する速さである。
それでは磁場の位置と速さは何になるのか。
磁場はどのように何に対して静止しているのか
動いているのか。考えなければならない。
答えはいたって簡単である。
少し前のテレビはブラウン管という
表示装置を使っていた。
この表示装置は磁場(電場のこともある)
の中で動く電荷(電子)を制御して、
漏斗(ろうと、じょうご)状のガラス管の
先端(漏斗の広がった部分)の
表示部の蛍光塗料の画素に当てる。
電子の方向を制御(走査なんだろうな?)
するのが電磁石で発生する磁場
のブラウン管もあった。
話がそれるが、テレビは1秒間に30枚の画像を
送って動画としている。1枚の画面も瞬時に
ぱっと映すのではなく、点(線?)を順次光らせて
1枚の画面を作る。この動きを走査という。
電場と磁場はどう違うというと、
下敷きをこすって髪の毛を立てた
ことがある人もいるかと思う。
あれは+と-の電気が引き合って
髪の毛が立つ。これが電場
(電気の+と-のひきあい)の
力だ。そこには電気(電荷)に
力を及ぼす空間の分布がある。
2へ続く
筆者:hayana