時間の話 1/4
この書き物は、このブログの最初の
「なぜ日が上る」から始まります。
途中から読み興味がわきましたら、
ぜひ最初からお読みください。
時間についても詳しく書こうと思う。
それでも、全体として言いたい物語は
同じで、ビッグバンはありえない、である。
以前の時間の書き物より、
深く書いているつもりです。
この時間に関する考えは、ビッグバンの
矛盾を探そうとして、考えたものでは
ありません。時間についていろいろ悩んで
考えた結果が、宇宙観に結びついたものです。
いままで時間とはエネルギー遷移である
と書いている。変化が先にあって、
時間が経つ。時間が経って変化する
のではない。
遺跡、例えばロゼッタストーンを
見てください。石に刻まれた文字は
時間を越えて存在します。
ロゼッタストーンはエジプトで発見された
象形文字2種類(ヒエログリフ、デモティック)
と、ギリシャ語で書かれた石碑です。
この文字を解読したことでエジプトの
考古学が大きく発展しました。今は
大英博物館にあります。英仏の
略奪の産物としてイギリスにあります。
オベリスクもローマ時代から略奪され
いろんなところにあるみたいです。
映画、2001年宇宙の旅のイントロに
出てくるのも文字を刻まれた石です。
石だけを見ていて、観察者の側で
時間が経ったことを分からないとすれば
時間が経ったことは分かりますか。
観察者の側の時間が分からないとは、
例えば、観察者は人ですから
「お腹がすいた、結構時間がたったな」
というような観察者が感じる時間は無視せよ、
ということです。石だけを見て時間がたった
ことがわかるかということです。
ほとんど分かりません。ほとんど、と書いたのは
石も少しずつ変化しているからです。
しかし本当に安定した、物質はどんなに
時間が経とうと、変わりません。
あれ、ここで時間が経つと言っていますね。
変化しなければ時間が経たないのでは。
これは、説明を読んでいくうちに
分かると思います。これで良いのです。
2へ続く
筆者:hayana