みんなで繋ぐ物語(RWY)《第六話 B》

おじいさんが黒い穴に吸い込まれるかと思った次の瞬間。辺り一面が稲妻に飲み込まれるように一瞬明るくなり、二人は意識を失ってしまいました。

「夕焼け小焼けで日が暮れて~」
おじいさんは子供時分の優しいお母さんに手を連れられて歩く、なつかしい夢を見ていました。

筆者 ここちゃん



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【ここまでのストーリー】

《第一話》(筆者 虹若丸)
昔、昔、あるところにおじいさんとおばあさんとポチが住んでいました!
ある日、おじいさんは海へ釣りに出かけました・・・。

《第二話 A》(筆者 ミミ子ちぶちぶ隊番犬)
おばあさんから
「おじいさん ポチも釣りに連れて行ってください。散歩兼お供に。」と言われました。
大きなおにぎり2つを腰につけ出発〜♪

《第三話 A》(筆者 パチビードク)
海岸にはおじいさん専用の小舟があります。おじいさんはいつもこの小舟で、
海岸から少し離れた沖へ出かけます。
「ポチ、行くよ!」
おじいさんは、小舟をこぎはじめました。

《第四話 C》(筆者 コンロード)
いつものように沖に漕ぎ出したお爺さんですが、妙な事に気が付きました。
「む! 金星の位置が……違う!?」
ポチも、何かの変化に気付いたのか、唸り声を上げて周辺を警戒している!

《第五話 B》(筆者 高岩沙由)
おじいさんが、違和感の正体を確かめるべく、じっと金星を見つめていると、舟に向って近づいてくるのがわかりました。
ポチは空に大きく空いた黒い穴を見て体を低くして吠えています。
「よもや、ここまでかっ」
死を覚悟したおじいさんはポチを抱いて目をぎゅと瞑りました。

《第六話 B》(筆者 ここちゃん)
おじいさんが黒い穴に吸い込まれるかと思った次の瞬間。辺り一面が稲妻に飲み込まれるように一瞬明るくなり、二人は意識を失ってしまいました。

「夕焼け小焼けで日が暮れて~」
おじいさんは子供時分の優しいお母さんに手を連れられて歩く、なつかしい夢を見ていました。


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